暗号通貨勉強会:BendDAO・OpenSea・FTXなど
上記はこの件について話したポッドキャストです。
■NFT担保で貸付のBendDAOで取り付け騒ぎ
- BendDAOは、NFTを担保に暗号通貨を貸し付けるプラットフォームだが、担保のNFTの価格下落により預けていた暗号通貨を引き出す人が殺到
- BendDAOでは暗号通貨を運用したい人が預け入れが資金をNFTを担保に貸し出していたが、Bored ApeやCryptopunkの価格暴落により貸した暗号通貨が返ってこないのではないかと恐れる預金者が資金を引き出し、10,000あったETHが5ETHまで落ち込んだ
- BendDAOはNFTの価格が下落して担保価値が貸付額のある割合まで落ちるとそのNFTを競売することになっているが、48時間の救済期間があり、その間に貸し出しを受けた人がローンを返せればNFTを取り戻せる様になっていた。その結果競売にかかったNFTを買っても48時間は買い手の手元に来ず、買い手がつきにくいという状況があった
- 今回の反省で、救済期間は48時間から4時間に短縮することをDAOが決議
■OpenSeaの取扱高が99%減
- 1日当たり取扱高が5月1日に$405.75 millionあったのが8月28日には$5 millionまで減少
- 月当たりで見ると6月のピーク時の$4.85 billionから90%減少
- 例えば、Bored Apeの最低価格は5月1日の153.7 ETHから72.5 ETHまで減少
■FTXの売上は$1B超
- 外部にリークした書類によると2020年には$89 million だった売上は翌年の2021年には$1.1 billionに増加(Coinbaseの2021年の売上は$7.4 billion)
■Tornado Cashの影響が続く
- Flashbotsが米国の制裁を受けたウォレットをブラックリスト
- 一方Flashbotsは米国の制裁懸念からコードをオープンソース化
- FTXはプライバシーチェーンのAztec利用者をブラックリストに
■Michel Saylor脱税で訴えられる
- ビットコインを大量購入していたMicroStrategyの会長、Michael Saylorが、ワシントンDCに住んでいるのに個人所得税のないフロリダに住んでいると偽って$25 millionを脱税したとしてDCに訴えられる