暗号通貨部勉強会:ビットコインNFTほか
このブログの内容について話し合った暗号通貨勉強会のポッドキャストです。
■ビットコインNFTが発行される
- 1月21日にOrdinalsというプロトコルがリリース
- ビットコインの1億分の1のSatoshiという単位ごとにスマートコントラクトなどのデータを4MBまで書き込むことができ、それを利用してNFTを発行する。Ethereum上のNFTと違い、NFTのメディア情報がオンチェーンに書き込まれるため変更不能
- ビットコインの用途が増えると喜んでいる人たちと、ビットコインはファイナンスのみに使うべきと怒っている人たちがいる
■FTX関連の動き
- FTX債権者の全氏名が公表される。著名フットボール選手のTom Bradyやバハマの首相など
- FTXのドキュメンタリーがFortune誌と米国俳優Mark Whalbergのプロダクションが提携して作られることに。BinanceのトップのCZへの独占取材権があり、CZ とFTXのSam Bankman Friedの確執がテーマとなる予定
■Optimism
- メインネットのアップグレードとなるBedrockを発表、Optimismのガバナンストークンの価格が2倍に
- このアップグレードで、EVMベースのロールアップで初めてEtherum並のセキュリティが実現され、またOptimismの取引にかかる時間が13秒から2秒に短縮できる
■リキッドステーキング
- リキッドステーキングを提供するRocketpoolが、全Eth ステーキングの33.3%を上限にステーキングの量を自己規制するアイデアで投票を行い、100%の賛同を得る
- 一方競合のLIDOは昨年同様の投票を行い、99.8%が不賛成となって否決された
■米国政府、暗号通貨取引規制を強化
- 米国政府が暗号通貨取引を引き締める「operation chokepoint」を実行中。銀行に暗号通貨関連顧客との取引を避けるよう通達するなど様々な規制強化を行おうとしており、リテール顧客のステーキングが禁止される可能性も
- SECとKrakenが和解、Krakenはステーキングサービスを停止し罰金$30Mを支払い
- New York州当局は暗号通貨取引所のPaxosを調査中
■その他のニュース
- Gemini earn の80%が戻ってくる可能性が。Geminiの運用先のGenesisが、持っている資産に加えて、借入金を株にコンバートするなどいろいろな資金調達をして返却の目処が立ち始める
- Celsiusが全預金額の94%を引き出せるユーザーの名前を発表 ($7500未満など色々な制限付き)
- FTXはこれまで政治家に$93Mを寄付しているがこれを返却するよう要請するレターを送付
- Do Kwanはまだ韓国の追手を逃れており、韓国当局がセルビアに入国して調査
- HuobiがFTXの債権を売買するFTX User Debt, FUDを発行
- Metamask Learnが公開される。Web3, Cryptoに関する教育コンテンツで、扱う対象はWeb3、暗号通貨ウォレット、セルフカストディ、NFT、分散型ファイナンスなど、基礎的な内容をカバー
- Elon MuskがTwitter上でのペイメントシステムに使える暗号通貨のアイデアに言及
- Cassie Wood が2030年のビットコイン価格予測を発表、ベストケースが$1.48M 、ワーストケースが$258k
- Ethereum、9月にマージでPoWからPoSに移行してからトータルで供給量が16,253Eth減少