暗号通貨勉強会:BTC ETF認可、CoinbaseのYellow Cardとの提携など

ビットコインのETFが認可、CoinbaseがYellow Cardと提携しアフリカ進出、Circleの上場準備など

暗号通貨勉強会:BTC ETF認可、CoinbaseのYellow Cardとの提携など
Photo by Ninno JackJr on Unsplash

■ビットコインのETFが認可

  • Bitcoin ETFが認可され、BlackRock、Fidelityなど11社がETFを提供
  • BlackRockのBitcoin ETFは$1Bを超過
  • これまでETF代わりに株が買われていたMicrostrategyの株価が25%下落

■CoinbaseがYellow Cardと提携

  • Coinbaseがアフリカの暗号通貨取引所Yellow Cardと提携、アフリカでのUSDC売買・送金を容易に
  • Coinbase WalletユーザーはWhatsApp、TelegramなどでUSDCをリンクで送金できる
  • Coinbase Walletで直接USDCを購入できる
  • Yellow Cardのプラットフォーム上でBaseを利用したUSDC購入ができる
  • Nigeriaでは成年人口の47%が2022年に暗号通貨を持っていたか利用したことがある
  • アフリカではGDPの20%以上が海外からの送金なことも多いが送金手数料は3〜6%と高額。今回の提携で最大手数料2%で送金ができるようになる

■その他のニュース

  • USDCを発行するCircleが上場申請に向けてSECにフォームS-1を提出。USDCはTetherに続いて世界で2番目のステーブルコインで市場価値は$25B。ただし去年3月にペグが外れる事件があってから市場シェアは減少
  • SECのX(Twitter)アカウントがハックされ、Bitcoin ETF認可前に「Bitcoin ETF認可」のデマが流される
  • 約4000人のSolana Walletから1ヶ月で$4Mが盗まれる。Airdrop フィッシングによるもの
  • Rippleが$285Mの自社株買いを発表。Rippleは現在$1Bのキャッシュと、$25B相当の主にXRPの暗号通貨を保有
  • EthereumセカンドレイヤーのStarknetが、トランザクションフィーをネイティブトークンのSTRKで支払えるようになることをコミュニティー投票で可決
  • リステーキングのEigenLayerのTVLが$1.4Bに
  • アノニマスなユーザーがBitcoinのジェネシスウォレットに26.9BTC、約$1.2M相当を送金
  • Dogecoinキャラの柴犬、かぼすが死んだというデマでDogecoinが9%上昇

Read more

ブロックチェーン技術(初級編Ⅱ)

ブロックチェーン技術(初級編Ⅱ)

1.ブロックチェーン業界の現状 現在2021年時点で、Ethererumが爆発的に認知度が高まり、同時にNFTブームを巻き起こしています。日々ニュースやSNSでNFTやDeFiについて、目にしない日はありません。コロナ禍における新たな経済圏としても注目を集めています。そんなブロックチェーンの業界の現状についてみていきましょう。 [決済特化系(目的特化系)について] 基軸通貨としてはBitcoinが1強状態である。理解が進み、Bitcoinが主要な金融人からもその価値を認められつつある。主要なヘッジファンドや年金基金がドルインフレヘッジ手段として投資を開始し、価格が高騰。目的用途以外に利用できない。 [ブロックチェーン インフラ系について] Ethereumがほぼ1強状態である。DeFi(分散金融)が2020年は非常に盛り上がり、2021年にはNFTが爆発的な人気に。インターネットとWebと親和性が特に高く、分散型取引所やゲーム内通貨を想定したマーケットプレースなどの実装も進む。ただし、速度問題が重くのしかかり、手数料も高騰。ゆえにEnterpriseの実装も進まない。 [専用シ

By G.U.Staff
ブロックチェーン技術(初級編I)

ブロックチェーン技術(初級編I)

1.ブロックチェーンとは? ブロックチェーン(Blockchain)とは、暗号技術を使ってリンクされたブロックと呼ばれるレコードの増大するリストである。各ブロックには、前のブロックの暗号化ハッシュ 、タイムスタンプ、トランザクションデータ(一般的にはマークルツリーで表される)が含まれている。(Wikipediaより) 簡単に言えば、信頼できない人が多少紛れ込んでいても、 改ざんすることが難しい、分散共有データベースです。ブロックチェーンを利用すると、今までコストや組織間調整の負荷のために難しかったデータやビジネスロジックの共有が、より安価に、かつ簡単にできるようになります。 近年のウェブとインターネットの飛躍的な発展における情報革命によって、人々のコミュニケーション能力、情報収集能力は有史以来飛躍的に向上しました。 しかしながら、インターネットの機能はまだまだ不完全であり、特に認証、決済、信頼担保等の点において大きな技術的欠陥を抱え、フェイクニュースや詐欺などが横行しています。 そのような中、2007年にSatoshi Nakamotoが発明したとされるBitcoinが登場し、

By G.U.Staff
暗号通貨勉強会:最近の各種ハックなど

暗号通貨勉強会:最近の各種ハックなど

* 20歳のシンガポール人のLamがアメリカ人から$230M相当のビットコインを騙し取り逮捕された。Googleを装い「アカウントがハックされた」と電話して被害者にセキュリティコードを提供させ、GmailとOneDriveで暗号通貨の情報を探しGeminiの口座があることを発見。Geminiのセキュリティチームのふりをして口座がハックされたと電話、被害者に$3Mを送らせる。さらにリモートデスクトップソフトウェアをダウンロードさせ、4100BTCがあるアドレスのプライベートキーを表示させてBTCを騙し取った。共犯者がVPNを使わずにTradeOgreのアカウントを作ったことから住居が判明、そこから足がついた。Lamは31台の高級車を購入、家賃が月々$68,000するような高級住宅を複数賃貸、さらにナイトクラブで一晩に$500,000使うなどしていた * テレビのドキュメンタリー、Money Electric:The Bitcoin Mysteryで、ビットコイン初期開発者のカナダ人Peter Toddがサトシナカモトである、とし、Peter Toddはこれを強く否定するが、殺人・誘拐

By Chika Watanabe