暗号通貨勉強会:Bitcoin ETFによるBitcoin価格上昇など

Bitcoin ETFによるBitcoin価格上昇、MicrostrategyのさらなるBitcoin買い入れ、Starknetエアドロップなど

暗号通貨勉強会:Bitcoin ETFによるBitcoin価格上昇など
Photo by André François McKenzie on Unsplash

  • Bitcoin ETFのトータルアセットが692,000Bitcoin、$10B相当を超す。Bitcoin全体の3.53 %がETF所有に
  • MicroStrategyがさらに持分を増やし、190,000 BTC、約$10B相当を所有
  • MicroStrategyがS&P 500に含まれるクライテリアに近づく
  • BitcoinのセカンドレイヤーStacksにTVLが$70.41Mに増加。80%はBitcoinのDeFiプロトコル、ALEX(Automated Liquidity Exchange)によるもの
  • Bitcoin用ZKロールアップのCitreaがローンチ
  • Solanaが5時間ダウン。一方、来年発売予定のSolanaの2世代目の携帯電話Chapter 2は$500で予約受付中
  • Ethereumセカンドレイヤーでゼロ知識性を利用するStarknetのファウンデーションが、2/20から1.3Mウォレットを対象にネイティブトークンの STRKのエアドロップを行うことを発表。Starknetユーザーに51.33%、開発者2.14%などの他に、Ethereum開発者3.36%、EIP考案者に0.19%、ETHステーカーに21.99%など配布される。総額700M STRKが配布される予定
  • FTXの債権者が、倒産時の2022年11月の価格ではなく現在の価格に基づいた返金を望むと、FTX倒産返金プランに対して抗議、また暗号通貨そのもので返金して欲しいという要求もある
  • FTXはAIベンチャーのAnthropicの株を売ろうとしている。Anthropicは2021年創業でFTXの投資は2022年4月。FTXの持分の現在価値は$1.4Bになる
  • SECがAMM(自動マーケットメーカー)を含む流動性提供マーケットの運営者は証券ディーラーであるというルールを取り入れ。証券ディーラーはSECに登録の必要がある
  • Etherのルーピングで$120M以上の利益を得たトレーダーが2人誕生。ルーピングは、元となるアセット(この場合はEther)をレンディングプロトコルに預け、代わりにDAIなどのアセットを借入れ、それをEtherに変換、再度レンディングプロトコルに預けるというループを繰り返すこと。この2人のディーラーはEtherが$1000の頃にルーピングを行っていた。現在のEtherの価格は約$2800
  • リステーキングプロトコルのEigenLayerが上限値を解除したのに伴いTVLが24時間で84%増、トータルで$4B超へ
  • Coinbaseの2023年Q4の利益が$273.4Mへ。前年のQ4は$557Mの損だった。利益のうち$171.6MはステーブルトークンのUSDCによるもの。USDC発行者のCircleとの協業規定の元、Circleが得たUSDC発行分のドルを運用した利益を、Coinbase保有分のUSDC相当受け取ることになっており、金利上昇で利益が膨らんだ

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ブロックチェーン技術(初級編Ⅱ)

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1.ブロックチェーン業界の現状 現在2021年時点で、Ethererumが爆発的に認知度が高まり、同時にNFTブームを巻き起こしています。日々ニュースやSNSでNFTやDeFiについて、目にしない日はありません。コロナ禍における新たな経済圏としても注目を集めています。そんなブロックチェーンの業界の現状についてみていきましょう。 [決済特化系(目的特化系)について] 基軸通貨としてはBitcoinが1強状態である。理解が進み、Bitcoinが主要な金融人からもその価値を認められつつある。主要なヘッジファンドや年金基金がドルインフレヘッジ手段として投資を開始し、価格が高騰。目的用途以外に利用できない。 [ブロックチェーン インフラ系について] Ethereumがほぼ1強状態である。DeFi(分散金融)が2020年は非常に盛り上がり、2021年にはNFTが爆発的な人気に。インターネットとWebと親和性が特に高く、分散型取引所やゲーム内通貨を想定したマーケットプレースなどの実装も進む。ただし、速度問題が重くのしかかり、手数料も高騰。ゆえにEnterpriseの実装も進まない。 [専用シ

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暗号通貨勉強会:最近の各種ハックなど

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