暗号通貨勉強会:Bitcoin高騰、NFTの最近の動向など

Bitcoinが18ヶ月ぶりに$40,000を突破、NFTマーケットプレースのOpenseaの売上激減など

暗号通貨勉強会:Bitcoin高騰、NFTの最近の動向など
Photo by André François McKenzie on Unsplash
  • Bitcoinが18ヶ月ぶりに$40,000を突破。スポットETFが1月に認可されるという予想による高騰
  • MicroStrategyが11月に16,130ビットコインを$593Mで購入
  • NFTマーケットプレースのOpenseaの11月の売り上げは$1.9M。ピークの2022年1月には$383Mだった
  • 一方でEthereum上のNFT取引は回復中で、12月4日までの一週間は過去6ヶ月で最高取引高の105,000ETHに。10月9日までの1週間の取引より250%増
  • CosmosがDAOの投票を行い現在14%前後のインフレ率を10%以下にすることになったが、それに反対するCosmosファウンダーのJay Kwanがハードフォークを行いAtomOneという名称の新たなネットワークを作ることを発表
  • 分散型スワッププロトコルのKyberがハックされ$46M相当を盗まれるが、犯人が返金と引き換えに運営会社を引き渡す要求をして話題に。運営会社のKyberの経営権、財務状況の開示、全Kyber資産の引き渡しなど。さらに、社員のうち辞める人には12ヶ月分の退職金を、残る人には給料倍増を提案
  • Coinbaseウォレットから、SNSやEメールで送金を可能に。リンクを生成して送付、受取手はCoinbaseウォレットをダウンロードして受け取り。取引手数料は無料。Coinbaseウォレットは20言語、170カ国で利用可能
  • BitcoinのOrdinalsコインの市場価値が$1Bを突破。8月から1800%増
  • Solana上のリキッドステーキングJitoがエアドロップ。対象はJitoSOL所有者、JitoのMEVクライアントを利用するバリデータなど。一アドレス当たり$9000以上の額をドロップ
  • 北朝鮮のハッカーグループ、Lazarusは過去6年間ので$3Bの暗号通貨を盗む。2022年だけで$1.7BがLazarusへ
  • Antpoolが間違って払われた83BTCの取引手数料を返還
  • ステーブルコイン発行のCircleがSBIホールディングスと提携、USDCの流通とCircleのWeb3サービスを日本に広めるため
  • 米国司法省の命令でTetherとOKXが$225Mのステーブルコインをフリーズ。東南アジアの人身売買関連の資金
  • Binanceの新CEOが、Binanceのヨーロッパ本社はフランス、中東本社はドバイにあると発言
  • モンテネグロがTerraLunaのDo Kwonを韓国ではなくアメリカに送還する意向を発表

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ブロックチェーン技術(初級編Ⅱ)

ブロックチェーン技術(初級編Ⅱ)

1.ブロックチェーン業界の現状 現在2021年時点で、Ethererumが爆発的に認知度が高まり、同時にNFTブームを巻き起こしています。日々ニュースやSNSでNFTやDeFiについて、目にしない日はありません。コロナ禍における新たな経済圏としても注目を集めています。そんなブロックチェーンの業界の現状についてみていきましょう。 [決済特化系(目的特化系)について] 基軸通貨としてはBitcoinが1強状態である。理解が進み、Bitcoinが主要な金融人からもその価値を認められつつある。主要なヘッジファンドや年金基金がドルインフレヘッジ手段として投資を開始し、価格が高騰。目的用途以外に利用できない。 [ブロックチェーン インフラ系について] Ethereumがほぼ1強状態である。DeFi(分散金融)が2020年は非常に盛り上がり、2021年にはNFTが爆発的な人気に。インターネットとWebと親和性が特に高く、分散型取引所やゲーム内通貨を想定したマーケットプレースなどの実装も進む。ただし、速度問題が重くのしかかり、手数料も高騰。ゆえにEnterpriseの実装も進まない。 [専用シ

By G.U.Staff
ブロックチェーン技術(初級編I)

ブロックチェーン技術(初級編I)

1.ブロックチェーンとは? ブロックチェーン(Blockchain)とは、暗号技術を使ってリンクされたブロックと呼ばれるレコードの増大するリストである。各ブロックには、前のブロックの暗号化ハッシュ 、タイムスタンプ、トランザクションデータ(一般的にはマークルツリーで表される)が含まれている。(Wikipediaより) 簡単に言えば、信頼できない人が多少紛れ込んでいても、 改ざんすることが難しい、分散共有データベースです。ブロックチェーンを利用すると、今までコストや組織間調整の負荷のために難しかったデータやビジネスロジックの共有が、より安価に、かつ簡単にできるようになります。 近年のウェブとインターネットの飛躍的な発展における情報革命によって、人々のコミュニケーション能力、情報収集能力は有史以来飛躍的に向上しました。 しかしながら、インターネットの機能はまだまだ不完全であり、特に認証、決済、信頼担保等の点において大きな技術的欠陥を抱え、フェイクニュースや詐欺などが横行しています。 そのような中、2007年にSatoshi Nakamotoが発明したとされるBitcoinが登場し、

By G.U.Staff
暗号通貨勉強会:最近の各種ハックなど

暗号通貨勉強会:最近の各種ハックなど

* 20歳のシンガポール人のLamがアメリカ人から$230M相当のビットコインを騙し取り逮捕された。Googleを装い「アカウントがハックされた」と電話して被害者にセキュリティコードを提供させ、GmailとOneDriveで暗号通貨の情報を探しGeminiの口座があることを発見。Geminiのセキュリティチームのふりをして口座がハックされたと電話、被害者に$3Mを送らせる。さらにリモートデスクトップソフトウェアをダウンロードさせ、4100BTCがあるアドレスのプライベートキーを表示させてBTCを騙し取った。共犯者がVPNを使わずにTradeOgreのアカウントを作ったことから住居が判明、そこから足がついた。Lamは31台の高級車を購入、家賃が月々$68,000するような高級住宅を複数賃貸、さらにナイトクラブで一晩に$500,000使うなどしていた * テレビのドキュメンタリー、Money Electric:The Bitcoin Mysteryで、ビットコイン初期開発者のカナダ人Peter Toddがサトシナカモトである、とし、Peter Toddはこれを強く否定するが、殺人・誘拐

By Chika Watanabe