暗号通貨勉強会:Celoセカンドレイヤーになど

CeloがEthereumのセカンドレイヤーに、Binaneが1000人以上ををレイオフなどの最近のニュース

暗号通貨勉強会:Celoセカンドレイヤーになど

■CeloがEthereumのセカンドレイヤーに

  • CeloがEVM互換のファーストレイヤーから、OP Stackを使ったセカンドレイヤーに変更
  • Celoは元GoDaddyの2人とMIT教授、元Google 1人の計4人で始められたチェーンで、2018年から2020年にかけて$46.5Mを調達している
  • ガバナンス用のCeloトークンと、ステーブルコインのcUSDの2種類のトークンがある
  • 世界にユニバーサルベーシックインカムを実現することをゴールに、樹木を植えたりカーボンオフセット事業を行ったりしている

■Binanceが1000人以上ををレイオフ

  • 最終的には全社員8000人の1/3をレイオフする可能性も
  • 米国証券取引委員会(SEC)から米国でオペレーションをしていたとBinanceとファウンダーCEOのChangpeng Zhaoが訴えられている
  • オランダ、ベルギーでの営業も不可に、ドイツでは許認可申請中
  • ユーロベースの取引は1月に30%だったのが15%に下落
  • ベトナム、トルコ、インド、アルゼンチンなどがコアユーザーに

■その他のニュース

  • PolygonのMATICトークンを新たなPOLトークンにアップグレードする案がコミュニティに提示される。POLはPolygonブロックチェーンだけでなく、Polygon zkEVMやPolygon上で動くブロックチェーンでも利用できるようになる
  • GnosisがVisaカードを発行、Gnosis のセルフカストディウォレットのアセットをカードで使えるようにする。まずUKとEUで始め、その後ブラジル、メキシコ、シンガポール、香港へ広げ、3Qの終わりまでには米国でも利用できるようにする予定
  • Optimismの1日あたり取引高がArbitrumより高くなる。(ただし、セカンドレイヤー上のアセットとしてはまだArbitrumが57%を占め、Optimismのシェアは28%)
  • Worldcoinが正式ローンチ。Orbで虹彩認証をしてアカウントを作ると25 Worldcoinをもらえ、さらにその後毎週 1 Worldcoinがもらえる。Worldcoinの希薄化後時価総額は$24Bに(ただし現在流通しているのはその1%)
  • 大統領候補のRobert F. Kennedyが14 Bitcoinを購入
  • Flashbotsが$60Mを調達、時価総額が$1Bを超えユニコーンに
  • ZkSyncの新しいProverが必要とするメモリが従来の500GBから8 GBに

Read more

ブロックチェーン技術(初級編Ⅱ)

ブロックチェーン技術(初級編Ⅱ)

1.ブロックチェーン業界の現状 現在2021年時点で、Ethererumが爆発的に認知度が高まり、同時にNFTブームを巻き起こしています。日々ニュースやSNSでNFTやDeFiについて、目にしない日はありません。コロナ禍における新たな経済圏としても注目を集めています。そんなブロックチェーンの業界の現状についてみていきましょう。 [決済特化系(目的特化系)について] 基軸通貨としてはBitcoinが1強状態である。理解が進み、Bitcoinが主要な金融人からもその価値を認められつつある。主要なヘッジファンドや年金基金がドルインフレヘッジ手段として投資を開始し、価格が高騰。目的用途以外に利用できない。 [ブロックチェーン インフラ系について] Ethereumがほぼ1強状態である。DeFi(分散金融)が2020年は非常に盛り上がり、2021年にはNFTが爆発的な人気に。インターネットとWebと親和性が特に高く、分散型取引所やゲーム内通貨を想定したマーケットプレースなどの実装も進む。ただし、速度問題が重くのしかかり、手数料も高騰。ゆえにEnterpriseの実装も進まない。 [専用シ

By G.U.Staff
ブロックチェーン技術(初級編I)

ブロックチェーン技術(初級編I)

1.ブロックチェーンとは? ブロックチェーン(Blockchain)とは、暗号技術を使ってリンクされたブロックと呼ばれるレコードの増大するリストである。各ブロックには、前のブロックの暗号化ハッシュ 、タイムスタンプ、トランザクションデータ(一般的にはマークルツリーで表される)が含まれている。(Wikipediaより) 簡単に言えば、信頼できない人が多少紛れ込んでいても、 改ざんすることが難しい、分散共有データベースです。ブロックチェーンを利用すると、今までコストや組織間調整の負荷のために難しかったデータやビジネスロジックの共有が、より安価に、かつ簡単にできるようになります。 近年のウェブとインターネットの飛躍的な発展における情報革命によって、人々のコミュニケーション能力、情報収集能力は有史以来飛躍的に向上しました。 しかしながら、インターネットの機能はまだまだ不完全であり、特に認証、決済、信頼担保等の点において大きな技術的欠陥を抱え、フェイクニュースや詐欺などが横行しています。 そのような中、2007年にSatoshi Nakamotoが発明したとされるBitcoinが登場し、

By G.U.Staff
暗号通貨勉強会:最近の各種ハックなど

暗号通貨勉強会:最近の各種ハックなど

* 20歳のシンガポール人のLamがアメリカ人から$230M相当のビットコインを騙し取り逮捕された。Googleを装い「アカウントがハックされた」と電話して被害者にセキュリティコードを提供させ、GmailとOneDriveで暗号通貨の情報を探しGeminiの口座があることを発見。Geminiのセキュリティチームのふりをして口座がハックされたと電話、被害者に$3Mを送らせる。さらにリモートデスクトップソフトウェアをダウンロードさせ、4100BTCがあるアドレスのプライベートキーを表示させてBTCを騙し取った。共犯者がVPNを使わずにTradeOgreのアカウントを作ったことから住居が判明、そこから足がついた。Lamは31台の高級車を購入、家賃が月々$68,000するような高級住宅を複数賃貸、さらにナイトクラブで一晩に$500,000使うなどしていた * テレビのドキュメンタリー、Money Electric:The Bitcoin Mysteryで、ビットコイン初期開発者のカナダ人Peter Toddがサトシナカモトである、とし、Peter Toddはこれを強く否定するが、殺人・誘拐

By Chika Watanabe