暗号通貨勉強会:CoinbaseがSECを訴える他

暗号通貨勉強会:CoinbaseがSECを訴える他

■Coinbase vs SEC

  • SEC、CoinbaseにWells Noticeを通達。これは、SECがCoinbaseを訴えようと準備している、という通知
  • SECチェアマンのGary Genslerは、Coinbaseが扱っているトークンのうち数十が証券である、と上院銀行委員会で答弁
  • Coinbaseは2021年にSECがCoinbaseの上場を許可したことでCoinbaseがSECのルールに準拠しているとして反論
  • これとは別に、CoinbaseはSECを提訴。昨年CoinbaseがSECに対して要求した、暗号通貨ルールの明確化をする意思があるかどうかを問うもの
  • CoinbaseはCoinbase Internationalで米国以外をターゲットとする取引所を開設、会社は米国のCoinbaseとは別にバミューダで登記

■CertiKの監査後にラグプル

  • zkSyncのDEX、MerlinのMAGEトークンのパブリックセール中に$2M相当が奪われる
  • インサイダーの犯行
  • CertiKは失われた$2Mを補償すると発表
  • 監査が保険も兼ねるのはいいことなのか?との疑問も

■その他のニュース

  • Binanceが“hostile and uncertain regulatory climate”を理由に、倒産した取引所Voyagerのアセットを$1Bで買収する計画を断念
  • SBFの両親のスマホをキーロガーで監視(アプリインストール、インターネットブラウジングヒストリー、iMessage、音声通話、FaceTimeも記録)
  • 暗号通貨マイナーに電気使用料の30%を税金として取り立てる計画をホワイトハウスが提唱
  • 元Coinbase CTOのBalajiが「ビットコインが90日以内に$1Mになる」とした賭けの敗北を期限の45日前に宣言し$1.5Mを支払い

Read more

ブロックチェーン技術(初級編Ⅱ)

ブロックチェーン技術(初級編Ⅱ)

1.ブロックチェーン業界の現状 現在2021年時点で、Ethererumが爆発的に認知度が高まり、同時にNFTブームを巻き起こしています。日々ニュースやSNSでNFTやDeFiについて、目にしない日はありません。コロナ禍における新たな経済圏としても注目を集めています。そんなブロックチェーンの業界の現状についてみていきましょう。 [決済特化系(目的特化系)について] 基軸通貨としてはBitcoinが1強状態である。理解が進み、Bitcoinが主要な金融人からもその価値を認められつつある。主要なヘッジファンドや年金基金がドルインフレヘッジ手段として投資を開始し、価格が高騰。目的用途以外に利用できない。 [ブロックチェーン インフラ系について] Ethereumがほぼ1強状態である。DeFi(分散金融)が2020年は非常に盛り上がり、2021年にはNFTが爆発的な人気に。インターネットとWebと親和性が特に高く、分散型取引所やゲーム内通貨を想定したマーケットプレースなどの実装も進む。ただし、速度問題が重くのしかかり、手数料も高騰。ゆえにEnterpriseの実装も進まない。 [専用シ

By G.U.Staff
ブロックチェーン技術(初級編I)

ブロックチェーン技術(初級編I)

1.ブロックチェーンとは? ブロックチェーン(Blockchain)とは、暗号技術を使ってリンクされたブロックと呼ばれるレコードの増大するリストである。各ブロックには、前のブロックの暗号化ハッシュ 、タイムスタンプ、トランザクションデータ(一般的にはマークルツリーで表される)が含まれている。(Wikipediaより) 簡単に言えば、信頼できない人が多少紛れ込んでいても、 改ざんすることが難しい、分散共有データベースです。ブロックチェーンを利用すると、今までコストや組織間調整の負荷のために難しかったデータやビジネスロジックの共有が、より安価に、かつ簡単にできるようになります。 近年のウェブとインターネットの飛躍的な発展における情報革命によって、人々のコミュニケーション能力、情報収集能力は有史以来飛躍的に向上しました。 しかしながら、インターネットの機能はまだまだ不完全であり、特に認証、決済、信頼担保等の点において大きな技術的欠陥を抱え、フェイクニュースや詐欺などが横行しています。 そのような中、2007年にSatoshi Nakamotoが発明したとされるBitcoinが登場し、

By G.U.Staff
暗号通貨勉強会:最近の各種ハックなど

暗号通貨勉強会:最近の各種ハックなど

* 20歳のシンガポール人のLamがアメリカ人から$230M相当のビットコインを騙し取り逮捕された。Googleを装い「アカウントがハックされた」と電話して被害者にセキュリティコードを提供させ、GmailとOneDriveで暗号通貨の情報を探しGeminiの口座があることを発見。Geminiのセキュリティチームのふりをして口座がハックされたと電話、被害者に$3Mを送らせる。さらにリモートデスクトップソフトウェアをダウンロードさせ、4100BTCがあるアドレスのプライベートキーを表示させてBTCを騙し取った。共犯者がVPNを使わずにTradeOgreのアカウントを作ったことから住居が判明、そこから足がついた。Lamは31台の高級車を購入、家賃が月々$68,000するような高級住宅を複数賃貸、さらにナイトクラブで一晩に$500,000使うなどしていた * テレビのドキュメンタリー、Money Electric:The Bitcoin Mysteryで、ビットコイン初期開発者のカナダ人Peter Toddがサトシナカモトである、とし、Peter Toddはこれを強く否定するが、殺人・誘拐

By Chika Watanabe