暗号通貨勉強会:FTX全額返金など

FTX全額返金、Celsius$3B分配など最近のニュース

暗号通貨勉強会:FTX全額返金など

  • FTXが顧客に全額返金へ。ただし、FTXが倒産した時点でのUSドル価格での返却となる。FTX倒産時は現在の半分くらいの相場だったので不満も多い。FTXの運営再開はなくなった
  • FTX倒産時に$400MをFTXのアカウントから盗んだ3人が逮捕される。SIMスワップでFTXの社員になりすました
  • FTXが$1B相当のGrayscale Bitcoin Trust (GBTC)を売却、最近のBitcoin相場に影響を与えたと思われる
  • Grayscale自身も1月11日以降113,000BTCを売却
  • BlackRockのBitcoin ETFが$2Bへ
  • Celsiusが債権者に$3Bを分配へ。加えて、債権者はCelsiusが創設したBitcoinマイニング会社のIonic Logicの株が配布される
  • Tetherが2023年4Qに過去最高益を記録、税引き前利益が$2.85Bとなる。利益のうち$1Bは米国債によるもの。2023年年間の税引き前利益は$6.2Bへ
  • Ripple共同創業者のChris Larsenが、$112.5M相当のXRPを盗まれる
  • Polygonが社員の19%をレイオフする一方で、残った社員には15%の給与増と、給与の地域格差を廃止
  • 3ACファウンダーが創設したOPNXがシャットダウン。OPNXは倒産した暗号通貨取引所の債権取引をする取引所だった
  • ゲーム開発にあたりゲームキャラのNFTを発売、$70Mを集めたが、Kevinに代表されるキャラがあまりに低レベルなことで話題を呼んだPixelmonが$8Mを調達
  • EthereumのETFが5月に認可されるとStandard Chartered Bankが予想
  • 分散型ソーシャルネットワーク(X風)のFarcaster がFrames機能を公開。Framesを使うと、ポスト(tweet風)にインタラクティブなアプリをエンベッドできる。Farcaster内でEコマースができるようにするなど。Framesを発表してからFarcasterのDAUは10,000人に増加
  • 2023年のクリプトハックは$1.7Bで前年比54%減

Read more

ブロックチェーン技術(初級編Ⅱ)

ブロックチェーン技術(初級編Ⅱ)

1.ブロックチェーン業界の現状 現在2021年時点で、Ethererumが爆発的に認知度が高まり、同時にNFTブームを巻き起こしています。日々ニュースやSNSでNFTやDeFiについて、目にしない日はありません。コロナ禍における新たな経済圏としても注目を集めています。そんなブロックチェーンの業界の現状についてみていきましょう。 [決済特化系(目的特化系)について] 基軸通貨としてはBitcoinが1強状態である。理解が進み、Bitcoinが主要な金融人からもその価値を認められつつある。主要なヘッジファンドや年金基金がドルインフレヘッジ手段として投資を開始し、価格が高騰。目的用途以外に利用できない。 [ブロックチェーン インフラ系について] Ethereumがほぼ1強状態である。DeFi(分散金融)が2020年は非常に盛り上がり、2021年にはNFTが爆発的な人気に。インターネットとWebと親和性が特に高く、分散型取引所やゲーム内通貨を想定したマーケットプレースなどの実装も進む。ただし、速度問題が重くのしかかり、手数料も高騰。ゆえにEnterpriseの実装も進まない。 [専用シ

By G.U.Staff
ブロックチェーン技術(初級編I)

ブロックチェーン技術(初級編I)

1.ブロックチェーンとは? ブロックチェーン(Blockchain)とは、暗号技術を使ってリンクされたブロックと呼ばれるレコードの増大するリストである。各ブロックには、前のブロックの暗号化ハッシュ 、タイムスタンプ、トランザクションデータ(一般的にはマークルツリーで表される)が含まれている。(Wikipediaより) 簡単に言えば、信頼できない人が多少紛れ込んでいても、 改ざんすることが難しい、分散共有データベースです。ブロックチェーンを利用すると、今までコストや組織間調整の負荷のために難しかったデータやビジネスロジックの共有が、より安価に、かつ簡単にできるようになります。 近年のウェブとインターネットの飛躍的な発展における情報革命によって、人々のコミュニケーション能力、情報収集能力は有史以来飛躍的に向上しました。 しかしながら、インターネットの機能はまだまだ不完全であり、特に認証、決済、信頼担保等の点において大きな技術的欠陥を抱え、フェイクニュースや詐欺などが横行しています。 そのような中、2007年にSatoshi Nakamotoが発明したとされるBitcoinが登場し、

By G.U.Staff
暗号通貨勉強会:最近の各種ハックなど

暗号通貨勉強会:最近の各種ハックなど

* 20歳のシンガポール人のLamがアメリカ人から$230M相当のビットコインを騙し取り逮捕された。Googleを装い「アカウントがハックされた」と電話して被害者にセキュリティコードを提供させ、GmailとOneDriveで暗号通貨の情報を探しGeminiの口座があることを発見。Geminiのセキュリティチームのふりをして口座がハックされたと電話、被害者に$3Mを送らせる。さらにリモートデスクトップソフトウェアをダウンロードさせ、4100BTCがあるアドレスのプライベートキーを表示させてBTCを騙し取った。共犯者がVPNを使わずにTradeOgreのアカウントを作ったことから住居が判明、そこから足がついた。Lamは31台の高級車を購入、家賃が月々$68,000するような高級住宅を複数賃貸、さらにナイトクラブで一晩に$500,000使うなどしていた * テレビのドキュメンタリー、Money Electric:The Bitcoin Mysteryで、ビットコイン初期開発者のカナダ人Peter Toddがサトシナカモトである、とし、Peter Toddはこれを強く否定するが、殺人・誘拐

By Chika Watanabe