暗号通貨勉強会:HeliumのT Mobile提携、Nasdaq他

分散型ワイヤレスネットワークを構築するHeliumがアメリカ大手携帯通信事業者のT mobileと提携。その他NasdaqやFTX等の最近のニュース

暗号通貨勉強会:HeliumのT Mobile提携、Nasdaq他

■HeliumがT Mobileと提携

  • 分散型ワイヤレスネットワークを構築するHeliumがアメリカ大手携帯通信事業者のT mobileと提携し、Helium Mobile をローンチすることを発表
  • Heliumは、ユーザーがマイニングデバイスである「Helium Hotspot」を使って無線アクセスを提供すると、その報酬として暗号通貨のHNT(ヘリウム)が獲得できる仕組み
  • 当初はIoT向けに省電力長距離通信のLoRaWANのネットワークを提供、現在では100万弱のホットスポット数に至っている。さらに、2021年に5Gネットワークにサービス拡大
  • 今回のT Mobileとの提携で、HeliumのカバレッジがないエリアではT Mobileのネットワークを利用する携帯サービスHelium Mobileを開始
  • さらに、独自チェーンからSolanaに乗り換え

■その他のニュース

  • NasdaqがBitcoinとEthereumのカストディサービス開始を予定していることを発表
  • Coinbase CloudがWeb3開発者用プラットフォームのNodeをローンチ
  • FTXとBinanceが倒産した暗号通貨レンディングのVoyagerを買収しようとビッド合戦
  • FTXは$1 billionドル(約1400億円)を調達中 (1月に$400 million (約560億円)調達したのに加えての調達。FTXの2021年の売り上げは$1.02 billion、利益は$388 million)
  • ホワイトハッカーがArbitrumデポジットブリッジのバグを発見、報酬として400ETHを受け取る
  • ZKSyncの開発者が競合のStarkwareのStarkExのバグを発見、報告
  • OpenSeaがPolygon, Solanaに続いてArbitrumでも取引可能に
  • Terra創業者のDo Kwonに対し、韓国が出した逮捕状に加えてインターポールがレッドノーティス(世界各国への逮捕依頼)。Do KwonはTweetで逃亡を否定
  • ダイヤモンドをファンジブルなコモディティ化しブロックチェーン上で取引するDiamond Standardが$30M増資。複数のダイヤをパッケージ化した「コイン」と「バー」があり、購入者はDiamond Standardでカストディすることもできるし自分の手元に保つこともできる
  • ユニバーサルスタジオが遊園地内でNFTが獲得できるスカベンジャーハントを開始。場内にある7か所でQRコードを読み込むとNFTが取得でき、7つ全部取得すると特別なNFTが入手できる

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ブロックチェーン技術(初級編Ⅱ)

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1.ブロックチェーン業界の現状 現在2021年時点で、Ethererumが爆発的に認知度が高まり、同時にNFTブームを巻き起こしています。日々ニュースやSNSでNFTやDeFiについて、目にしない日はありません。コロナ禍における新たな経済圏としても注目を集めています。そんなブロックチェーンの業界の現状についてみていきましょう。 [決済特化系(目的特化系)について] 基軸通貨としてはBitcoinが1強状態である。理解が進み、Bitcoinが主要な金融人からもその価値を認められつつある。主要なヘッジファンドや年金基金がドルインフレヘッジ手段として投資を開始し、価格が高騰。目的用途以外に利用できない。 [ブロックチェーン インフラ系について] Ethereumがほぼ1強状態である。DeFi(分散金融)が2020年は非常に盛り上がり、2021年にはNFTが爆発的な人気に。インターネットとWebと親和性が特に高く、分散型取引所やゲーム内通貨を想定したマーケットプレースなどの実装も進む。ただし、速度問題が重くのしかかり、手数料も高騰。ゆえにEnterpriseの実装も進まない。 [専用シ

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ブロックチェーン技術(初級編I)

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1.ブロックチェーンとは? ブロックチェーン(Blockchain)とは、暗号技術を使ってリンクされたブロックと呼ばれるレコードの増大するリストである。各ブロックには、前のブロックの暗号化ハッシュ 、タイムスタンプ、トランザクションデータ(一般的にはマークルツリーで表される)が含まれている。(Wikipediaより) 簡単に言えば、信頼できない人が多少紛れ込んでいても、 改ざんすることが難しい、分散共有データベースです。ブロックチェーンを利用すると、今までコストや組織間調整の負荷のために難しかったデータやビジネスロジックの共有が、より安価に、かつ簡単にできるようになります。 近年のウェブとインターネットの飛躍的な発展における情報革命によって、人々のコミュニケーション能力、情報収集能力は有史以来飛躍的に向上しました。 しかしながら、インターネットの機能はまだまだ不完全であり、特に認証、決済、信頼担保等の点において大きな技術的欠陥を抱え、フェイクニュースや詐欺などが横行しています。 そのような中、2007年にSatoshi Nakamotoが発明したとされるBitcoinが登場し、

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暗号通貨勉強会:最近の各種ハックなど

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* 20歳のシンガポール人のLamがアメリカ人から$230M相当のビットコインを騙し取り逮捕された。Googleを装い「アカウントがハックされた」と電話して被害者にセキュリティコードを提供させ、GmailとOneDriveで暗号通貨の情報を探しGeminiの口座があることを発見。Geminiのセキュリティチームのふりをして口座がハックされたと電話、被害者に$3Mを送らせる。さらにリモートデスクトップソフトウェアをダウンロードさせ、4100BTCがあるアドレスのプライベートキーを表示させてBTCを騙し取った。共犯者がVPNを使わずにTradeOgreのアカウントを作ったことから住居が判明、そこから足がついた。Lamは31台の高級車を購入、家賃が月々$68,000するような高級住宅を複数賃貸、さらにナイトクラブで一晩に$500,000使うなどしていた * テレビのドキュメンタリー、Money Electric:The Bitcoin Mysteryで、ビットコイン初期開発者のカナダ人Peter Toddがサトシナカモトである、とし、Peter Toddはこれを強く否定するが、殺人・誘拐

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