暗号通貨勉強会:Magic EdenのOrdinals対応など
下記について話し合った暗号通貨勉強会のポッドキャストです。
■Magic EdenがOrdinal Inscriptionに対応
- SolanaとPolygonのNFTマーケットプレース、Magic EdenがOrdinal Inscriptionに対応してビットコインマーケットプレースを開設
- 12月以降2月半までに9万件の「書き込み(inscription=NFTで言うところの発行)」あり
- Magic Edenは月間ユニークユーザ数2200万人、10万のウォレットに接続
■Signature銀行破綻
- Signature 銀行は、$110.3 billionドル(約14兆円)の総資産を持ち、40の支店を持つ全米29位の商業銀行。Silicon Valley Bankの経営破綻の2日後にFDICの管理下に移った
- 数日のうちにSilvergate、Silicon Valley Bank、Signature Bankの3つの銀行が破綻したことになる
- Signature Bankはリアルタイムで暗号通貨とUSドルの決済を24時間行うSignetを運営していたがこれが利用できなくなる。Signetは、Silvergateが運営していた同様の決済ネットワークSilvergate Exchange Networkと並びリアルタイムのフィアット=暗号通貨の決済を行っていた
- Signature Bankの取締役にはFrank氏もいた。Frank氏はリーマン・ショックの再発防止を目的とした金融規制法Dodd FrankのFrank。FDICの管理下に移った後で「Signature Bankは暗号通貨ビジネスへの見せしめのために破綻させられた」と発言
- New York Community Bancorpがアセットのほとんどを買収するが、暗号通貨関連ビジネスは全てやめることに。暗号通貨関連企業から預かっていた$4B(5200億円)は返還することに
- 「暗号通貨関連ビジネスをやめろ」というのはFDICの意向であるという見方が大勢
■USDCのペグが外れる
- Silicon Valley Bankに$3.3B(約4300億円)を預けていたため、SVB破綻のニュースでUSDCのペグが外れ一旦85セントまで下落
- DAIも、担保の半分以上にあたる$4.4B(約5700億円)がUSDCだったため、一旦89.7セントまで下落
- Silicon Valley Bankの預金保全のニュースで元に戻る
■Binance、リザーブファンドをBTC等に変換
- Binanceが$1B(約1300億円)のリザーブファンドを独自のステーブルコインのBUSDからBTC、BNB、ETHに変更
- 米国のPaxosが政府からBUSD発行停止令を受けたためか
■その他のニュース
- Ethereumをデフレ傾向にするバーン(取引手数料の一部を永久に使えなくする)が昨年から実施されているが、 これまでに300万Ethがバーンされ、Ethereumの供給量は減少(=Ethereumの価値保全に望ましい)
- Arbitrumがガバナンス用のARBトークンをユーザにエアドロップ
- Starbucksが200個のNFTをそれぞれ100ドルで販売、20分で売り切れ
- EthereumのShanghaiハードフォークが4月12日に実施予定。Lidoのステーキング解除は5月なかばに予定
- FidelityがBTC、ETHの取引を全ユーザ3700万人に利用可能に
- レンディングプロトコルのEulerがハックされて$197mが盗まれる。フラッシュローンを使った脆弱性ハック(Eulerは10回のコード監査を受けていた)。100ETHが北朝鮮の国家的ハッカーグループLazarusのアカウントに送られるが偽装工作の可能性も
- Coinbaseの元CTOが「90日以内にBitcoinが$1Mになる」として$1Mを2人と賭ける
- Terra/LunaのDo Kwonがモンテネグロで逮捕される