暗号通貨勉強会: Orange DAO、Coinbaseほか
2022年1月29日に上記録音のClubhouse勉強会で話した内容です。
■Y Combinator卒業生による投資DAOが発足
- ベンチャーアクセラレータのY Combinatorの卒業生だけが入れる投資DAO、Orange DAOが組成される
- Web3系のベンチャーのYCプレ・ポストのファンディングを提供するのに加え、YCに応募するのをサポートしたりメンタリングを提供
- 募集するアイデアのリストあり(メインストリーム web3ウォレット、など)
- クリプトウォレットアドレスをHackerNewsのプロファイルにポストした後、移転不能NFTをミント
- DAO自体はLLCとして組織され、ファンドはOrange Fund、すでに1号ファンドはクローズしDeFiのGoldfinchなど30社に投資
- これまでにYCを卒業したベンチャーは3300社、うち1000人のファウンダーがOrange DAOに参加済み
■Coinbaseの扱い銘柄になったトークンのパフォーマンスは?
- Coinbaseは2021年に方針変更し、よりたくさんのトークンをリストするようになったが、Coinbaseにリストされたトークンは一旦「Coinbse Effect」で価格が上昇(5日で91%)が、その後は下がり、6ヶ月、12ヶ月、2年、3年と時間が経つほどパフォーマンスが低下
- 2020年にCoinbaseにリストされたトークン17種類と、Coinbaseの審査に落ちたトークン13種類を比べると、リストされたものはドルベースで200%のリターンがあった(ただしETH/BTCよりもパフォーマンスは悪い)が、審査に落ちた方は1800%のリターンがあった
- さらにVCファンドのa16zが投資したトークンのパフォーマンスは平均より悪い
- a16zとCoinbase Ventures両方から出資を受けたがCoinbaseにリストされなかったArweaveのパフォーマンスはかなりよい
- 以上、You Don't Own Web3": A Coinbase Curse and How VCs Sell Crypto to Retailより
■米国銀行ステーブルコイン
- 米国の一般銀行のNBH銀行とNew York Community銀行の間でステーブルコインUSDFの送金が1月19日に試験的に行われた
- USDFは米国の認可銀行(FDIC保険付き)が始めたコンソーシアムによって発行されたステーブルコインで、Provenanceチェーン上で送金
- Provenanceは、元SoFiの創業者がCEOの、ブロックチェーン上の住宅ローンマーケットプレースFigureが作ったブロックチェーンで、パブリック、OSS、パーミッションレスでPOS
■Twitter プロファイル写真にNFT掲載が可能に
■Cathie WoodのArk Invest、2030年までにBTCが$1Mになると予測
ARK Invest:Annual Research Report 1/25/2022
■NFTのSleepmintingと被害のインパクト、そしてプラットフォーム側の対策
- (西村さんより解説)