暗号通貨勉強会:Otherdeed、Stripe、Fidelity、ENSなど

暗号通貨勉強会:Otherdeed、Stripe、Fidelity、ENSなど

■Otherdeedの土地NFTが販売開始

  • Yuga Labsが、 Otherside メタバースの土地「Otherdeed」を一件あたり305 ApeCoinで販売開始、55,000個が3時間で売り切れた。Yuga Labsの収益は$318.7Mに。OpenSeaもその影響を受け、の1日あたりの取引高が史上最高の$470Mとなった
  • Otherdeadのミントで$177Mのガス代が費やされ、Ethereumのガス代は8000 GWEIまで高騰。
  • Etherscanもダウン
  • 将来的にはApeCoinオリジナルのチェーンを作るとYuga Labsは発表
  • ApeCoinはピークの4/28に$27.58Bの市場価値に

■Stripeでのステーブルトークン支払いが可能に

  • 売り上げ$7.4B(1兆円弱)のペイメントプラットフォーム、Stripeがステーブルコインを使った送金を可能にすると発表
  • Stripeを使ったマーケットプレース等が、自社のコントラクタ等に支払いをする際に利用できるようになる
  • まずUSDCとPolygonで開始、将来的には他のステーブルコイン・ブロックチェーンも利用できるようにする計画
  • TwitterもStripeユーザの一社で、SpacesやSuper Followsでのクリエーターへの支払いに利用する予定

■Fidelityが個人年金でのビットコイン買い入れを可能に

  • 確定拠出年金運用で全米最大のFidelityが、個人の運用年金総額の20%までビットコインを買えるようにすると発表
  • Fidelityを自社社員の年金に利用する23,000社が、今年後半にビットコイン運用を選択できるようになる

■ENSの数字ドメイン登録急増

  • 3〜4桁の数字ドメイン登録が4/21から急騰。21日時点で1日あたり2,721件の登録があったが、1週間後には21,188件に。セカンダリーマーケットでも活発な取引があり、555.ethは55.5 ETHで販売された
  • 100,000までの番号の98.5%ミント済み
  • Discordには10,000までのドメインを持つ人が参加できる10k Clubというチャネルが作られ、4000人のENSホルダーが参加
  • これまでに1Mのドメインが登録された

■Z CashとEdward Snowden

  • ZCashのtrusted setupを2016年に行った6人のうち一人はEdward Snowdenだった。Snowdenは2013年にアメリカの情報機関NSA (National Security Agency)の秘密文書をリークしロシアに亡命
  • ZCashはプライバシーコインの先駆け。プライバシーを守るために、最初の秘密鍵を複数人で生成するセレモニーを最初に行った

■その他のニュース

  • Solana 7時間ダウン。原因はNFTをミントするボットのトラフィックで、1秒あたり400万トランザクションのリクエスト
  • Optimismがトークン発行、5%を既存ユーザ等にエアドロップ
  • Crypto.com、ステーキングリワードの大幅縮小を発表するが大反対に会い元に戻す

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ブロックチェーン技術(初級編Ⅱ)

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1.ブロックチェーン業界の現状 現在2021年時点で、Ethererumが爆発的に認知度が高まり、同時にNFTブームを巻き起こしています。日々ニュースやSNSでNFTやDeFiについて、目にしない日はありません。コロナ禍における新たな経済圏としても注目を集めています。そんなブロックチェーンの業界の現状についてみていきましょう。 [決済特化系(目的特化系)について] 基軸通貨としてはBitcoinが1強状態である。理解が進み、Bitcoinが主要な金融人からもその価値を認められつつある。主要なヘッジファンドや年金基金がドルインフレヘッジ手段として投資を開始し、価格が高騰。目的用途以外に利用できない。 [ブロックチェーン インフラ系について] Ethereumがほぼ1強状態である。DeFi(分散金融)が2020年は非常に盛り上がり、2021年にはNFTが爆発的な人気に。インターネットとWebと親和性が特に高く、分散型取引所やゲーム内通貨を想定したマーケットプレースなどの実装も進む。ただし、速度問題が重くのしかかり、手数料も高騰。ゆえにEnterpriseの実装も進まない。 [専用シ

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ブロックチェーン技術(初級編I)

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1.ブロックチェーンとは? ブロックチェーン(Blockchain)とは、暗号技術を使ってリンクされたブロックと呼ばれるレコードの増大するリストである。各ブロックには、前のブロックの暗号化ハッシュ 、タイムスタンプ、トランザクションデータ(一般的にはマークルツリーで表される)が含まれている。(Wikipediaより) 簡単に言えば、信頼できない人が多少紛れ込んでいても、 改ざんすることが難しい、分散共有データベースです。ブロックチェーンを利用すると、今までコストや組織間調整の負荷のために難しかったデータやビジネスロジックの共有が、より安価に、かつ簡単にできるようになります。 近年のウェブとインターネットの飛躍的な発展における情報革命によって、人々のコミュニケーション能力、情報収集能力は有史以来飛躍的に向上しました。 しかしながら、インターネットの機能はまだまだ不完全であり、特に認証、決済、信頼担保等の点において大きな技術的欠陥を抱え、フェイクニュースや詐欺などが横行しています。 そのような中、2007年にSatoshi Nakamotoが発明したとされるBitcoinが登場し、

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暗号通貨勉強会:最近の各種ハックなど

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* 20歳のシンガポール人のLamがアメリカ人から$230M相当のビットコインを騙し取り逮捕された。Googleを装い「アカウントがハックされた」と電話して被害者にセキュリティコードを提供させ、GmailとOneDriveで暗号通貨の情報を探しGeminiの口座があることを発見。Geminiのセキュリティチームのふりをして口座がハックされたと電話、被害者に$3Mを送らせる。さらにリモートデスクトップソフトウェアをダウンロードさせ、4100BTCがあるアドレスのプライベートキーを表示させてBTCを騙し取った。共犯者がVPNを使わずにTradeOgreのアカウントを作ったことから住居が判明、そこから足がついた。Lamは31台の高級車を購入、家賃が月々$68,000するような高級住宅を複数賃貸、さらにナイトクラブで一晩に$500,000使うなどしていた * テレビのドキュメンタリー、Money Electric:The Bitcoin Mysteryで、ビットコイン初期開発者のカナダ人Peter Toddがサトシナカモトである、とし、Peter Toddはこれを強く否定するが、殺人・誘拐

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